RC造(鉄筋コンクリート造)(あーるしーぞう)

RC造とは、引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮力に強いコンクリートを組み合わせた構造のことです。住宅やビル、マンション等に幅広く使われている構造です。重量が重いという欠点はありますが、熱容量（熱をためる能力）が大きいので暖まりにくく冷めにくい（内部の温度変化が少ない）という特徴があり、耐火性にも優れています。

またRC造には柱と梁で支えるラーメン構造と、壁で支える壁構造の2種類があります。壁構造は開口部（窓、ドア等の出入り口）などに制限を受けやすい欠点があります。一方、ラーメン構造は比較的開口部は自由に設けることができますが、壁構造より柱や梁は太くなるという欠点があります。そのため、広い空間を覆うには一般的には不利です。当然重量も重くなるので、もし地盤の悪い土地に建築する場合は、杭を打つなどの補強工事が必要になります。その分、工期も長くかかるので、単価も一般的には高くなる傾向があります。